予防歯科について

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虫歯や歯周病のない環境づくり

斎藤歯科医院では「予防歯科」にも力を入れています。「予防歯科」とは虫歯や歯周病などの口腔内の病気を予防し、健康を維持するためのものです。そのため、主に歯科医院などで行う「プロフェッショナルケア」と、歯科医や歯科衛生士の指導に基づいた毎日の「セルフケア」の2つをきちんと行うことが大切です。

当院の予防歯科3本柱

1

知る
~現在の口腔内状況、
ご自身の体質を知る~

ご自身の口腔内状況や体質を知るための検査等を行います。

唾液検査の写真

唾液検査について(虫歯リスク・緩衝能・歯周病リスクなど)

唾液検査費用
1回3,000円(税込 3,300円)

唾液検査では、次のようにお口の健康状態が分かります。

歯の健康度
虫歯菌の多さ
虫歯菌が多いと歯垢が付着しやすくなります。
酸性度
唾液の酸性度が高いと歯質が脱灰しやすい状態です。
緩衝能
唾液には虫歯菌や食物由来の酸を中和する働きがあります。
この働きが弱いと歯質が脱灰しやすくなります。
歯茎の健康度
タンパク質
口腔内細菌や歯垢の影響で唾液中のタンパク質が多くなります。
白血球
細菌や異物が増加すると生体の防御作用により唾液中の白血球が増加します。
口腔清潔度
アンモニア
口腔内の細菌総数が多いと唾液中のアンモニアが多くなり、口臭などの原因になると言われています。
口臭測定器オーラルクロマの写真

口臭測定(歯周病由来・内臓由来)

唾液検査費用
1回1,000円(税込 1,100円)

口臭の原因は「舌苔」「歯周病」など、お口の中にあることがほとんどです。その他の原因として「飲食物」「全身疾患」等がありますが、臭いを嗅いだだけでは分かりません。 そのため当院では、口臭測定器オーラルクロマを用いて、口臭の原因となるガスを分析し、原因を特定、口臭に対して正しい対処を行います。

歯周ポケットを調べている写真

歯周組織検査

歯肉からの出血、ポケットの深さ、歯の動揺度を調べます、また、エックス線写真を撮影し、歯の周りにある歯槽骨の状態を確かめます。 メモリのついた棒状の器具で、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)の深さを計測します。 歯周ポケットの深さや出血などから歯周病の進行程度や炎症の有無が分かります。

3mm以下:健康
4〜6mm:中等度歯周病
7mm以上:重度歯周病

プラークコントロールを調べている写真

プラークコントロール状況

プラークとは、虫歯や歯周病の原因菌と代謝物のかたまりです。このプラークが除去できていること(プラークコントロール)が、虫歯や歯周病の予防に効果的です。 歯科医院でプラークの付着状況を確認し、お口の中でプラークが残りやすい場所を把握しましょう。そのうえでご自身に合った口腔ケア用品を使うことが大切です。 歯ブラシやフロスを用いて、プラークを除去するように心がけなければなりません。 プラークコントロールの効果は、歯茎からの出血が劇的に減ることです。また、歯茎の腫れや口臭も激減します。

2

指導
~お一人お一人の
現状に合わせた指導~

患者様に今後取り組んでいただきたい日々のケアについて指導を行います。

歯磨き指導の写真

口腔内・体質に合わせたTBI

TBIとは、Tooth Brushing Instructionの略であり、歯磨き指導のことです。毎日歯磨きをしていても、正しく歯磨きを行えてなければ、虫歯や歯周病になってしまいます。 TBIを受けることで、「磨き残しの把握」「歯磨きのコツを身につける」といったメリットがあります。 定期的なTBIは「口腔内の清潔を維持できる」「口の中の変化にすぐに気づける」といった効果を発揮し、長期的な健康維持につながります。

生活習慣指導の写真

全身状態を踏まえたお手入れ方法、生活習慣指導

虫歯や歯周病は生活習慣病の一種とも言われています。食生活や生活習慣が歯の質や唾液の質などに大きく影響しているとされています。 悪い生活習慣の例をいくつか挙げると、「毎日深酒をすることが多い」「たばこを吸う」「間食を頻繁に行う」「飴をずっとなめている」「甘い飲み物を好んで飲んでいる」「歯ぎしりをする」「口呼吸をしている」などが挙げられます。 また、歯周病は全身疾患や服用薬などと関わりがある場合もあります。このような患者様の抱えている生活習慣、全身疾患状態などを丁寧にヒアリングし、お口のトラブルの原因と考えられるものを一緒に検討し、改善していきます。

定期健診のイメージ写真

定期健診の間隔・重要性の指導

お口の中の自覚症状がなくても定期健診を受けることは大切です。定期健診の間隔は平均4~6カ月に1回程度ですが、お口の状況・虫歯や歯周病リスク有無・全身疾患の有無などにより間隔は人それぞれで変わります。 定期健診を受けることで、「病気の早期発見に繋る」「歯の健康への意識が変わる」「老後もご自身の歯で食べ物を食べられる」などのメリットがあります。 また、妊娠するとホルモンや体調の変化にともなって、妊婦さんの口内環境が変化します。プロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンが増加し、歯周病菌がそれらをエサとし、動きが活発になります。結果的に歯肉炎が起こりやすくなり、体内の免疫力低下に伴い歯肉の免疫力も低下します。 さらに、口の中が乾きやすくなったり、唾液の酸を中和する力も落ちたりすることで、口の中が酸性に傾き、虫歯や歯茎が腫れたり出血したりといった症状を引き起こすことがあります。 妊娠中にこれらの症状が起き、細菌が体内に入り混んでしまうと、妊娠37週未満での出産や新生児の体重が2500gに満たない低体重児出産を引き起こす可能性があると言われています。そのため、妊婦さんの定期健診は非常に大切です。安定期に入ってからぜひ定期健診を受けるようにしてください。 その他にも喫煙者は歯周病や口腔がんの進行を抑えるため、糖尿病の方は歯周病の重症化を防ぐためにも定期健診を受けることをおすすめいたします。

3

口腔内清掃
~プロフェッショナルケア~

プロフェッショナルケアを行い、口内トラブルを防ぎます。

口臭測定の様子

日常的に磨きにくい所の機械的清掃。歯石除去

歯磨きだけでは磨きにくい箇所や磨き落とせない汚れを機械を使用して除去します。これをPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)といいます。日頃からどれだけ丁寧に歯磨きをしていても、汚れの80%程度しか落とすことが出来ないと言われています。PMTCによって残りの汚れを落とし、口内を清潔に保つようにいたします。

白くて健康的な歯が見える笑顔の写真

フッ素塗布

フッ素には、「歯のエナメル質を酸に溶けにくい性質に変える歯質の強化」、「食後にカルシウムやリンが溶け出すのを防ぐ歯の再石灰化の促進」、「虫歯の原因である虫歯菌の活動の抑制」といった効果があります。フッ素の効果が期待できるのは3ヶ月程度といわれているため、定期的にフッ素塗布を行わなければなりません。 乳歯や、生えたばかりの永久歯は歯質が柔らかく、むし歯になりやすいので、約4か月おきに高濃度のフッ素を歯に塗布することで、徐々にむし歯に強い歯にしていくことをおすすめします。

エックス線写真を見ながら歯科医が説明をしている写真

指導内容のモチベーションの維持

定期健診に来ることでご自身の歯に対する関心を高め、正しい歯磨きや定期健診の重要性を理解し、お口の健康を守るモチベーションの維持をして頂けるように心掛けて、患者様のお口の状況に応じたオーダーメイドの指導を行っております。

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