不正咬合を正しく、
健康な口と体をつくる
歯ならびを整えることは、
体の健康を整えること
STEP1
知る!
不正咬合ってなに?
歯を支えている骨や上下のあごのアンバランス(=発育不良)
などが原因で起きている悪い歯並びのことです。
上顎前突
上の前歯が下の前歯より飛び出しています。
下顎前突
下の前歯が前に出て、受け口の状態です。
開咬
奥歯で噛み合わせたときに前歯が開いたままになることです。
叢生(そうせい)
歯並びがガタガタしている状態。八重歯も同様です。
不正咬合の子供たちによく見られる「体の赤信号」
口で呼吸していることが多い
口呼吸をしていると、空気中のほこりや菌が直接体内に入りやすくなり、風邪をひきやすい状態をつくります。また、歯並びや姿勢の悪化を起こすこともあります。
よく噛まずに食べる
噛む回数が少なくなると、口の筋肉の発達やあごの成長に影響し、正しい歯並びができにくくなります。
口がいつも開いている
口が常に開いたままになっていると、口の中が乾燥しやすく、むし歯や歯周病になりやすくなります。また、舌やあご、顔の筋肉が正しく発達しなくなります。
まとめ
不正咬合によって、子供たちの正しい成長が妨げられてしまいます。
「体の赤信号」に早く気付き、専門医にご相談ください。
歯並びが悪いこと(不正咬合)と矯正治療について
不正咬合は、あごの発育に問題があったり、歯が大きすぎたり、歯の生える位置がおかしかったりすることで起こります。 不正咬合があると、歯並びだけではなく、あごが前後や横にずれて顔のバランスが悪くなるとともに、食べ物が噛めない・飲み込みにくい・しゃべりにくい(口腔機能の不良)、鼻で呼吸ができない(呼吸機能の不良)、姿勢が悪いなどの機能異常も見られます。
矯正治療は、装置によりあごの発育に問題のあるところを正常に戻すとともに機能訓練を行い、歯並びや顔のバランスを良くし、口や呼吸、姿勢などの機能も改善します。
先天性欠如
空隙歯列
不正咬合
の矯正
STEP2
相談
どうすれば
治るの?
不正咬合の専門的治療方法
「顎顔面矯正治療」で治ります。
専門の担当医が治療を進めますのでご安心ください。
顎顔面矯正治療法とは…
歯を支える骨、あごの骨、頭蓋骨、それらを取り巻いている組織(歯肉や頬など)までを考慮した矯正治療方法です。顎顔面矯正治療法によって健全な顔の成長を促し、「体の赤信号」を改善します。その結果として不正咬合が治り、健康で美しい歯並びへと導いていきます。
STEP3
治す
どのように治療していくの?
歯を支えている骨や上下のあごのアンバランス(=発育不良)
などが原因で起きている悪い歯並びのことです。
カウンセリング
気になることや治療希望をお聞きします。お口やあごの状態を見て、不正咬合の種類や治療の流れをご説明します。
精密検査
顔と口の写真撮影、頭部X線写真(セファログラム)撮影、模型の作製、レントゲン分析などを行い、あごや歯の状態を正確に把握します。
治療計画の説明
検査で得られた結果をもとに、治療計画をご説明します。使用する装置や治療内容、期間、費用などを詳しくお伝えします。
矯正装置の装着と治療開始
最終決定した治療計画に沿って、必要な矯正装置を装着し、1〜3か月ごとに経過の確認を行いながら治療を進めていきます。
使用装置の例
拡大装置
(Hyrax Type)
拡大装置
(Variety)
拡大装置
(Fan Type)
リンガルアーチ
TPA
(トランスパラタルアーチ)
ツインヘリックス
FKO
治療終了後のメンテナンス
装置が外れた後の歯は、何もしなければ少しずつ以前の状態に戻ってしまうことがあります。再び歯が動かないように、保定装置を装着していただき、歯を支える骨や周囲の組織が安定するまで定期的な観察を行います。
不正咬合の治療 Q&A
みなさんが気になることを、今多く寄せられる質問をもとにまとめました。
きちんと納得していただいてから治療を始めることが安心です。
何歳ぐらいから始めるといいですか?
多くの場合、永久歯に生え替わる頃の小学校低学年(6~8歳ごろ)から治療を始めるのが理想的です。 永久歯に生えそろう頃までは、定期的に観察し、問題が見つかれば、再装着して治療を行う。または、2期治療が必要になる場合もあります。
期間はどれくらい必要ですか? いつ頃終わりますか?
症状の程度にもよりますが、1~2年ほどかけて治療を行います。永久歯に生えそろう頃までは、定期的に観察し、問題が見つかれば、再装着して治療を行う、または2期治療が必要になる場合もあります。
来院間隔はどれくらいですか?
最初の装置を装着するまでは、1~3週に1回程度の間隔です。装着後は1~3カ月ごとに1回程度です。
費用はどれくらい必要ですか?
症状や治療内容により異なりますが、使用する装置の種類や治療期間によって変わります。詳しい費用については、初回のカウンセリング時にご説明します。
装置は治療期間中ずっと付けているのですか?
治療が始まってから終わるまでずっと装置が入っていることはありません。装置は、短いもので半年くらい、長いもので1~2年使用します。あごの発育や乳歯から永久歯への生えかわりの際に必要に応じて使用装置を作りかえ、治療を進めていきます。
装置は壊れることはないですか?
矯正装置は精密に作られていますが、誤って強い力を加えると破損することがあります。異常を感じた場合は、早めにご連絡ください。通常の使用では壊れることはほとんどありません。
装置は見えますか?
装置のほとんどは、歯列の内側に装着しますので、見えることはありません。
装置による痛みはありますか?
最初のうちは少し違和感があるかもしれませんが、2〜3日で慣れる方がほとんどです。強い痛みが続く場合は、装置の調整を行いますのでご安心ください。
装置を着けていると歯磨きしにくそうですが、
むし歯になりませんか?
装置が入っていると歯磨きしにくいですが、専用の歯ブラシを使って清掃の方法を指導します。また、装置の接着材(セメント) にはフッ素が入っていますので、食生活に偏りがなく、普通に清掃できればむし歯になることはありません。
装置は自分で取り外せますか?
取り外しができるタイプと、できないタイプの装置があります。固定式の装置は医師が取り付け・調整を行い、取り外し式の装置はご自身で着脱できます。
装置をつけていて食事や会話など支障はありませんか?
装置をつけ始めたばかりの頃は少し違和感がありますが、すぐに慣れます。発音にも影響はほとんどありません。
スポーツに支障はありますか?
スポーツの障害になることはありません。逆に、かみ合わせやあごが安定し、呼吸機能も改善しますので、運動能力が向上することもあります。
管楽器は吹けますか?
装置をつけても多くの場合、吹奏は可能です。楽器の種類によっては一時的に違和感を感じることもありますが、慣れると問題ありません。
矯正治療はおわりますか?
発育期の矯正治療は、あごや歯並びの形を整え、それに食事や会話、 呼吸などの機能を調和させる治療です。両者がしっかりと調和していれば後戻りすることはありません。